vol.2

2017. 8.9 / スタッフ

こんにちは。
 
スタッフブログvol.2です。
 
 
8月5日、水と緑マルシェでした。
 
大変暑い中たくさんの方にお越しいただきまして本当にありがとうございました。
 
 
無事完売いたしまして、たくさんのお客様にご購入いただけたのではないか、
 
その反面、ご購入いただけずに残念な思いをされた方もいらっしゃったと思います。

 
また、かなりシミュレーションを行い
 
いろいろな事をイメージしながら当日を迎えましたが
 
それでも円滑とは言い難い状況でした。
 
 
改めて、仕事の難しさ
 
お客様のご期待を感じることができました。
 
 
また、このようなイベントに参加させていただけるかはわかりませんが
 
今回勉強させていただいたことを糧にして 
 
次回はもっともっと満足いただけるようなイベントにしていきたいと思います。
 
 
 
さて今回のブログですが。
 
◆そもそも久留米絣とは?
 
についてお送りしようと思います。
 
 
少々独自の考察、表現も含んでおりますが温かい目で見ていただければ幸いです。
 
 

◆そもそも久留米絣とは?
 
 
久留米絣(くるめかすり)とは、今からおよそ210~220年前に発明された、
 
福岡は久留米を起源とする完全Made in Japanの織物です。
 
よく見ると少しお分かりいただけるかもしれませんが
 
 
 
 
 

一般的に織物はこのように経糸(たていと)と緯糸(よこいと)によって構成されています。
 
上の画像も久留米絣ですが、これは無地絣になっています。
 
今回は、柄のある久留米絣についてお伝えしたいと思います。
 
 
 
柄のある久留米絣は、この経糸・緯糸に「括り(くくり)」という工程を加えます。
 
 
 
経糸だけを括って染めた「経絣(たてがすり)」、
 

 
 
 
 
緯糸だけを括って染めた「緯絣(よこがすり)」、
 

 

 

両方とも括って染めた「経緯絣(たてよこがすり)」
 

 

  

など、様々あります。
 
 
生地を見てみるとわかりやすいですよね。
 
 
 
括りとは、読んで字のごとく、藍につけても染まらない特殊な糸をつかって糸の束を「くくる」ことを言います。 
 
「防染」と表記すれば少しイメージしやすいでしょうか。
 
 
そうすると、糸は藍に染まる部分と染まらない部分に分かれ
 
経緯それぞれの糸の組み合わせによって柄が生まれます。


 
括り糸をほどいた後です。
 


 
括った部分がかすれているように見え、柄になるというところが味であり
 
かすれている→かすり
 
という語源になったくらいの、久留米絣の最大の特徴でもあります。 
 
 
 
この絣の製作技術を発見したのが、井上伝さんという方です。
 
  
 
伝さんはご自身のおばあさんに習い、機織り(はたおり)機を使って反物(たんもの)を作っていました。
 
ある日、藍染めの服にたまたま色あせた白い部分が出来ているところを発見、
 
それを人工的に作れないかと思考錯誤したところ、
 
絣を構成する糸に細工をすること(括ること)によって織物に白い部分を作ることに成功。
 
彼女は若干10数歳にして、現代も愛され続ける久留米絣の技法の礎を築きました。
 
 
 
伝さんの発明を元に、たくさんの方々の様々な思考によって、

新たな久留米絣の技法が編み出されていくことになります。
 
 
 
また、大人になった伝さんのもとには多くの女性たちが集い、
 
久留米絣の普及がさらに加速していきます。
 
こうして久留米という場所は、絣の産地として定義されていくことになります。
 
 
 
そして現在。
 
久留米絣も時代とともに多様性を持ち始めています。
 
昔ながらの柄やギンガムチェックのようなモダンな柄が、
 
もちろん服の生地になることもあれば
 
コースターやポーチ、カードケースなどにも用いられています。
 
 
 
久留米絣は、涼しく乾きやすいといった機能性はもちろん、
 
使っていくうちにオリジナルの風合いが明らかに現れてくるという
 
「相棒感」が最大の魅力の一つだと思います。
 
 
 
しかし・・・
 
伝さんがいらっしゃらなければ、久留米絣は生まれていないと言っても過言ではないと思います。
 
色あせた白い部分が柄になる・・・→じゃあ人工的に作ってみよう
 
思いつきません、普通。
 
 
 
もし私が伝さんだったら、色あせた白い部分をもう1回染めます。
 
そして、久留米絣は生まれていないかもしれません。
 
 
 
・・・余談が過ぎました。
 
今回はこのへんで。
 
次回は、株式会社オカモト商店についてお話させていただければと思います。
 
 
 
駄文失礼いたしました。 
 
ありがとうございました。